昨日、「SAPIO」の企画で、石破茂氏と対談した。
テーマはもちろん天皇退位問題だ。
自民党内のブラックリスト扱いである小林よしのりと、
この問題で対談するのは相当のリスクがあるらしい。
それでも対談に応じてくれた勇気に、わしは感謝している。
石破氏の場合は、自分の派閥に抱える議員たちに悪影響が
あるようなことはできない。
誰もが選挙区で万全の状態ではないのだ。
上に立つ者の悲哀もあるから、わしとの対談は相当苦労
していた。
自分の考えより、むしろ男系派の考えを次から次に繰り
出して、わしが次から次に論破するという奇妙な展開に
なった。
派閥の中にそのような考えを言っている者がいるのだろう。
彼の代弁を石破氏はしているのだ。
対談で一番肝心な点は、石破茂氏が間違いなく尊皇派だと
いうことだ。それが分かる対談になった。
自民党の中にも確実に尊皇派はいる。
だが、残念ながら、安倍一強の全体主義が、逆賊派に押さえ
込まれているという事態があるということだ。
こんな閉塞的な状況の中で、3月12日の「ゴー宣道場」に
ゲストとして駆けつけてくれる自民党議員がいる。
船田元氏だ。
「尊皇」か「逆賊」かは、日本人として最も大切な評価
である。
船田議員が困難な状況で何を語ってくれるか、我々は
歴史の証人になろう。